【卓球戦術教室】シルバーアイゼン - 福原愛 3セット目 世界卓球2016予選リーグ

世界卓球2016クアラルンプール大会予選Bグループ、日本対ドイツの5番手、福原愛選手とシルバーアイゼン選手との一戦です。

シルバーアイゼン 3 11 6 1 福原
11 9
7 11
12 10

福原選手の「天敵」と言われるシルバーアイゼン選手が勝利しました。
ここでは、福原選手が11-7で取りかえした3セット目を分析します。
 

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全体データ

サーブ以外全ての技術のデータです。
シルバー福原3全
バックサイドへの返球率が、2人とも4割台にまで下がっています。特に福原選手がバックショートでフォアに振って得点しています。そしてストップを使うようになりました。ストップで前に寄せてからバックハンドで押したため、シルバーアイゼン選手は十分な体勢をとれませんでした。そのため、シルバーアイゼンのドライブの打数がかなり減っています。(2セット目はドライブが計35打でした。)

シルバーアイゼンの得点時のみのデータ

シルバー福原3 シ得
シルバーアイゼン選手はほとんどバックに返球していません。福原選手がバックハンドで押してくるようになったので、バックドライブのストレート攻撃が多く見られました。

福原愛の得点時のみのデータ

シルバー福原3 福得
福原選手は5割以上をミドルに返球しています。厳密にはフォアミドルでした。フォアミドルを徹底的に突くことで、ドライブを窮屈に打ちたくないシルバーアイゼン選手は少しバック側に寄りました。それによって空いたフォアサイドに打ち込むという戦術がはまった形です。

教訓「どこかのコースが常に空いている」

シルバーアイゼン選手に限らず、ほとんどの選手はフォアサイドとバックサイドを待っています。この場合、ミドルは手が出づらいコースとなります。なのでこちらはまずミドルを攻めます。すると相手はミドルをフォアハントまたはバックハンドでカバーしようとします。フォアハンドでミドルをカバーする場合、窮屈にならないよう体をバック側に寄せます。するとミドルとバックサイドは手が出る一方、フォアサイドはガラ空きになります。一方バックハンドでミドルをカバーする場合、窮屈にならないよう体をフォア側に寄せます。するとミドルとフォアサイドは手が出る一方、バックサイドはガラ空きになります。つまり、どこかのコースをカバーしようとすると、必ず他のコースが手薄になってしまうんです。なので、相手の立ち位置をしっかり見ていれば、どのコースを警戒しているか、どのコースなら打ち抜けるのかが分かります。逆に、敢えて自分の立ち位置をバック側に寄せてフォアサイドを誘い、それを狙い撃ちするというような戦術もできるでしょう。

 

次回 4セット目

4セット目はシルバーアイゼン選手が12-10で取り、勝利となりました。ドイツの勝利が確定した試合展開を分析します。

4セット目

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