強打の封じ方【卓球戦術教室】ソルヤ - 石川佳純 3セット目 世界卓球2016予選リーグ

世界卓球2016クアラルンプール大会予選リーグ、ドイツ対日本の4番手、ソルヤ選手と石川佳純選手との一戦です。

ソルヤ 3 9 11 2 石川
11 5
13 11
8 11
11 7

接戦の末、ソルヤ選手がラリー戦で上回りました。
ここではソルヤ選手が13-11で取った3セット目を分析します。
 

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全体データ

サーブ以外全ての技術のデータです。
ソルヤ石川 3全
石川選手のストップが増えています。これによって、レシーブ時は得点できていました。しかしサーブはフォルトを恐れながら出すことになり、ソルヤ選手は厳しいチキータやツッツキでレシーブし、石川選手が攻められない展開となってしまいました。

石川佳純のサーブのデータ

ソルヤ石川 3石サ
あくまで僕の推測ですが、フォルトの影響があったと思います。投げ上げサーブを再び使ってみたものの、不安ゆえに自分が出したサーブを目で追いすぎて、次の準備が遅れてしまったように思います。

教訓 自分の打ったボールは見ない

「相手のボールに対して反応が遅れる」と悩んでいる人は多いと思います。これは、自分の技術に自信がないゆえに、自分が打ったボールをいつまでも目で追ってしまい、その結果次の準備が遅れてしまうことが原因だと思います。

「卓球は、上級者ほどボールから目を離すタイミングが早い」という話があります。
相手がボールを打った瞬間、こちらはボールを中心視(「見ている」部分)で捉えています。要はボールを「見て」います。そして、そこから自分が打つまでのどこかのタイミングで、中心視から周辺視(中心視の周りの「見えている」部分)に切り替わります。このタイミングが上級者ほど早いということです。
平たく言うと、「上級者ほどボールを見ていない」となります。よく「ボールをよく見ろ」という人がいますが、あれは間違いですね。ボールは「見えている」程度で、もっと大事な「相手の動き」を見るべきです。相手が次になにをしようとしているのかを、相手の動きから読み取る、この観察力・予測力が卓球には不可欠となります。普段の練習から相手の動きを見ることを心がけておくと、この能力が養われていくと思います。

次回 4セット目

4セット目は石川選手が11-8で取ります。

→ 4セット目

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