ループドライブの使い方【卓球戦術教室】李暁霞 - 伊藤美誠 3セット目 世界卓球2015準々決勝

世界卓球2015準々決勝、李暁霞選手と伊藤美誠選手との一戦です。

李暁霞 4 9 11 2 伊藤
14 16
11 2
11 7
13 11
11 2

勢いのある伊藤選手を、李暁霞選手がなんとか制しました。
ここでは、李暁霞選手が11-2で取り返した3セット目を分析します。
 

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全体データ

サーブ以外全ての技術のデータです。
李暁霞伊藤 3全
伊藤選手のバックハンドの強打(プッシュ)が激減し、ブロックの割合が増えています。「伊藤選手が勝ちを意識して守りに入った」という心理的要因もあるかもしれませんが、一番は李暁霞選手のドライブです。ノーマルドライブが減り、ループドライブが増えています。そしてループドライブをミドルに打つようになりました。それを伊藤選手にブロックさせてから強打というやり方です。伊藤選手はこのループドライブをどうにかしなければなりません。

李暁霞のハンド別データ

李暁霞伊藤 3李
ループドライブはミドルやフォアを突いていますが、強打はクロスに集まっています。伊藤選手はこの強打を狙ってもよかったのかもしれません。

教訓 ループドライブを使う

このセットの李暁霞選手は、ループドライブで試合の流れを変えることに成功しました。このように、ループドライブはいざというときに役立つ技術です。
例えば、自分のスピードドライブがやたらブロックされるという時があると思います。相手のブロックが自分のスピードドライブに合っているわけです。このとき、ドライブを決めたくて、更に力を入れるという人が多いと思います。しかし、この力の入ったドライブは安定性に欠けるので、余計に失点を重ねてしまいます。なのでこういう時はむしろ、ドライブのスピードを落とし、回転量を増やすか減らすかをします。要はループドライブ又はナックルループドライブを打ちます。これによって相手のタイミングを外し、ミスを誘うことができます。そして相手がループドライブにタイミングが合ってきたところで、元のスピードドライブに戻します。すると、相手はまたタイミングがずれ、ドライブが決まるようになるでしょう。
このように、ループドライブは試合をひっくり返すことのできる技術です。甘い球を敢えてループドライブで返す練習を普段からしていると、いざというときに役に立つでしょう。

次回 4セット目

4セット目は李暁霞選手が11-7で連取します。流れが完全に変わっていきます。

→ 4セット目

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