打倒中国のヒント【卓球戦術教室】李暁霞 - 石川佳純 5セット目 世界卓球2016決勝

世界卓球2016クアラルンプール大会決勝、中国対日本の2番手、李暁霞選手と石川佳純選手との一戦です。

李暁霞 3 6 11 2 石川
7 11
11 9
11 3
11 5

前半は石川選手が押していましたが、最終的には李暁霞選手が大逆転で勝利します。
ここでは李暁霞選手が11-5で勝利を決めた5セット目を分析します。
 

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前半のデータ

0-0から、石川選手が5-4でリードするまでのデータです。
李暁霞石川 5前
李暁霞選手のツッツキに対して石川選手は、3セット目以降、早く勝ちたい焦りからか回り込んでフォアドライブをして、空いたフォアサイドを攻められてしまっていました。しかしここでは、2セット目までのようにバックドライブで対処し、得点につなぐことができました。石川選手リードでチェンジコートです。

後半のデータ

4-5から、李暁霞選手が逆転勝利を決めるまでのデータです。
李暁霞石川 5後
石川選手リードでチェンジコートし、勝ち急いでしまったように見えます。李暁霞選手のツッツキをまた回り込んでしまい、これをやはり空いたフォアサイドに突かれました。レシーブミスも出てしまい、あえなく逆転を許してしまいました。

まとめ

石川選手の戦術はフォア前から展開することでした。フォア前サーブとストップで相手を前に寄せてからのラリーで優位に立ちましたが、途中から李暁霞選手はサーブの回転を変えたことで石川選手のストップは封じられ、バックサイドに集まったレシーブを李暁霞選手に十分な体勢で打たれてしまいました。石川選手は、それでもストップで貫くか、フォアサイドあるいはミドルにレシーブする必要があったのかもしれません。
李暁霞選手の戦術はバックサイドへのツッツキからの攻めでした。しかし序盤は石川選手のバックドライブに苦戦し失点が重なりましたが、途中から石川選手が回り込み始めてから流れが変わりました。石川選手の焦りもあったでしょうが、李暁霞選手が同じモーションからストップも混ぜたことで、打点の早いバックドライブは打ちづらくなったこともあるでしょう。
石川選手の戦術はよく考えられ、李暁霞選手をあと一歩のところまで追い詰めました。あともうひとつだけ、点を取る何かがあれば、李暁霞選手に勝つことができたのでしょう。

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