逆転する方法【卓球戦術教室】水谷隼 - 神巧也 2セット目 2014年度全日本選手権決勝

平成26年度全日本選手権決勝、水谷隼選手と神巧也選手との一戦です。

水谷 4 11 8 0
11 9
11 6
11 8

ほとんどのセットで、前半は神選手がリードし、そこから水谷選手が逆転します。
ここでは水谷選手が11-9で取った2セット目を分析します。
 

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前半のデータ

0-0から、神選手が6-4でリードするまでのデータです。
水谷神2前
1セット目と同じようなデータです。水谷選手はフォア前にストップして、改めて神選手のバックサイドを空けさせようとします。神選手は強打でリードしていますが、水谷選手の想定内です。

後半のデータ

4-6から、水谷選手が逆転勝利を決めるまでのデータです。
水谷神2後
水谷選手のバックサイドへの返球率が前半よりかなり上がっています。前半で神選手をフォアに寄せさせ、そしてサーブは後半もフォア前で、そこからバックサイドに詰めるという戦術です。

教訓 前半で種をまく

この試合の水谷選手は、後半で連続得点をとるために、前半でお膳立てをしていました。
神選手はフォアドライブが特に強力なので、バックサイドで勝負することになります。しかし、最初からバックサイドばかりに送っても、コースを読まれて回り込まれてしまいます。そこで水谷選手は、前半は敢えてフォアサイドを使いました。水谷選手のフォア前のストップを神選手が強打で決めるというパターンが多かったんですが、水谷選手は「打たれて構わない」ぐらいに考えていたのではないかと思います。一方、フォアサイドの強打でリードした神選手は、今後もフォアサイドのボールを逃さず強打したくなるので、意識がどんどんフォアに寄ってきます。こうしてバックサイドが空いてきたところで、水谷選手が徹底的なバック攻めに切り換え、逆転でセットを取ることに成功しました。
このやり方は、前半でリードを許す可能性が高いのでかなり勇気が要ります。しかし、これは次のセット以降にも影響を与えることができるので、慣れている相手との1セット目などでやってみてもいいかもしれません。

 

次回 3セット目

3セット目は水谷選手が11-6で取ります。ここは水谷選手が序盤からリードします。

→ 3セット目

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