ペン粒の戦い方【卓球戦術教室】倪夏蓮 - 福原愛 2セット目 クロアチアオープン2015

クロアチアオープン2015女子シングルス2回戦、倪夏蓮選手と福原愛選手との一戦です。

倪夏蓮 4 5 11 3 福原
13 11
11 6
11 8
5 11
9 11
11 7

当時51歳の大ベテラン、世界ランキング69位、ペン粒の倪夏蓮選手が世界ランキング8位の福原選手から大金星を挙げました。
ここでは倪夏蓮選手が13-11で取った2セット目を分析します。
 

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前半のデータ

0-0から福原選手が9-4でリードするまでのデータです。
倪福原 2前
所々で倪夏蓮選手の打ちミスが見られました。1セット目で福原選手に両ハンド攻撃でやられたので、少し無理してでも攻めに行ったようです。福原選手のサービスエース2本、ネットイン2本もあり、点差がつきました。

後半のデータ

4-9から倪夏蓮選手が13-11でセットを取るまでのデータです。
倪福原 2後
倪夏蓮選手のコース比率が大きく変わり、フォアサイドに思い切って集めるようになりました。バックショートなどでフォアサイドを突き、福原選手が持ち上げてきたところを回り込んで、空いたバックサイドに強打というパターンがハマりました。守備型の選手としては、フォアサイドに送るのは勇気が要るんですが、フォアハンドが弱い選手も意外に多いので、そういう選手には徹底的にフォアサイドを突くべきでしょう。

教訓 ペン粒も強打できる

倪夏蓮選手もそうであるように、ペン粒の選手も強打は必須です。守るだけだと相手はこわくないので、攻撃を見せることで相手に焦りを生じさせたいところです。
まず心得ておきたいのが、粒高の打球は独特で、相手は返球しづらいので、必要以上に強く打つ必要はなく「確実性重視でも得点になる」ということです。そして、ナックル過ぎると打球が直線的になってミスしやすくなるので、多少でも上回転がかかるようにしましょう。最初は裏ソフトラバーで、フォア打ち、ドライブ、ブロックなどの練習で上回転の感覚を身につけるといいでしょう。それから粒高でフォア打ち(ナックルにならないように)の練習をして、慣れてきたらだんだん強く打つ練習をしましょう。コントロール重視なのでバックスイングは小さく、そして体重移動の力でコンパクトに振り抜く感じです。引き合いまでできるようになれば素晴らしいです。

 

次回 3セット目

3セット目は倪夏蓮選手が11-6で取ります。

→ 3セット目

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