打倒中国への道3【卓球戦術教室】福原愛 - 丁寧 1セット目 アジア競技大会2014決勝

アジア競技大会2014決勝、日本対中国の1番手、福原愛選手と丁寧選手との一戦です。

教訓 クロスとストレート

丁寧 1 6 11 3 福原
9 11
11 3
13 15

絶好調の福原選手が、丁寧選手に初めて勝利しました。
ここでは、福原選手が11-6で取った1セット目を分析します。

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福原愛のハンド別のデータ

福原丁寧 1福ハ
この日の福原選手はフォアドライブが絶好調で、早い打点でしっかりと打ち込むことができていました。
バック対バックから相手がフォアサイドに振ってきたところをストレートにドライブというパターンがよく決まりました。フォアサイドからのストレート攻撃を早い打点で打つは難しいんですが、よく決まっていました。

丁寧のハンド別のデータ

福原丁寧 1丁ハ
バック対バックの展開が主だったのでバックハンドの打数が多くなっています。しかしバック対バックでは福原選手に勝てないのでフォアサイドに振らざるを得ないんですが、これを福原選手に打ち込まれてしまいました。この福原選手のストレート攻撃を打ち返さないと勝機はありません。

教訓 クロスとストレート

卓球のコース取りには主にクロスとストレートの2種類(ミドルもありますが、ここでは置いときます)があり、これを使い分ける必要があります。例えばフォアドライブの練習をするとき、クロスに打つことが多いと思いますがストレートに打つ練習もすべきでしょう。
ではクロスとストレートの打ち方ですが、打つポイントを体の前にすると、(右利きの相手の)フォアサイドへ、打つポイントを体の横まで引き付けると(右利きの相手の)バックサイドに打てます。つまり、フォアサイドからドライブを打つときは、ポイントを前にすればクロスに、ポイントを横にすればストレートに打てます。回り込んでバックサイドからドライブを打つときは、ポイントを前にすればストレートに、ポイントを横にすればクロスに打てます。
ということは、フォアサイドから早い打点でドライブを打つときはクロスの方が打ちやすいわけですが、今回の福原選手はそれを敢えて、難しいストレートに打っている、ということになります。
福原選手のフォアドライブは、軸回転ではなく後ろから前への体重移動でドライブを打っていて、パワーは出ないがコースは打ち分けやすい、という独特なものです。この打ち方の選手はほとんどおらず、だからこそ丁寧選手は「フォアサイドからの早い打点のドライブは、クロスに来るに違いない」と思い、裏をかかれた格好になったわけです。
この福原選手のドライブは、身につけるのも使いこなすのもとても難しいので、マネしない方が良いと思います。パワーのある、体の軸回転を使ったドライブを打ちましょう。

 

次回 2セット目

2セット目は福原選手が11-9で取ります。

→ 2セット目

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